3分でわかる高配当株選びの5つのポイント

高配当投資
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高配当株投資とは

日本市場では配当利回りが3%以上の銘柄が高配当株と考えて良いと思います。高配当株でポートフォリオを組み、キャピタルゲイン(株価購入時と売却時の差額での利益)よりもインカムゲイン(配当による利益)を重視する投資法が高配当株投資になります。

高配当銘柄選びの5つのポイント

高配当投資ではついつい利回りばかりを見てしまいがちです。利回りが高いからという理由だけで長期投資をしてしまうと将来業績悪化により減配で利回りが悪化したり、株価が下落して大きな含み損を抱えたりといった落とし穴もあるのです。

投資の世界に”絶対はありません”が高配当投資で優良銘柄を見つけるポイントをここでは紹介していきます。

ポイント1 累進配当や連続増配の銘柄から選ぶ

初心者にまずおすすめしたいのは累進配当株や連続増配株として実績のある企業から選ぶことです。10年以上にわたって配当を減配していない企業であれば外部環境により業績が悪化することはあっても減配のリスクを小さくすることができます。

投資をしていないひとでも知っている大企業を高配当ポートフォリオの主力銘柄にすることをおすすめします。投資をしていない人でも知っている銘柄というのは日常のなかでその企業の製品を手にとる機会が多くあり、その製品やサービスが優れている証だからです。

また、規模の経済というのがあり会社規模が大きくなると価格交渉で有利になる、大量生産によりコストを低減できる、優秀な人材を確保しやすいなど多くのメリットが生まれますので利益を出しやすく配当も期待できる大企業を主力銘柄にすべきです。

日経新聞社が選定した「累進高配当指数」、「連続増配指数」の銘柄を当サイトではまとめていますのでリンクから最新情報を確認できます

ポイント2 PBR1倍割れの銘柄から選ぶ

高配当投資ではいかに割安な株価で投資をするかが大事になります。PBRは1倍割れであれば割安だと判断できます。資産を多く持っているのに株価は低迷しているという意味になるので今後の成長を市場に期待されていないとも言えますね。

東証はコーポレートガバナンスの改定と「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」によりプライム市場およびスタンダード市場の企業にPBR1倍割れに対する対策状況を開示するように圧力をかけています。

PBR1倍割れへの対策としては成長への事業投資が本質的な改善にはなりますが、企業がすぐにでもできる対策としては株主還元があります。東証の要請以降、自社株買いや大幅増配する企業が増えていますので高配当投資においてもPBR1倍割れを銘柄選定の条件にするのをおすすめします。

純資産は「解散価値」とも言われています。これは会社が倒産した際に純資産は株主に分配されることになっているからです。PBR1倍割れの場合、倒産すると株主が儲かります。

ポイント3 配当性向が低い銘柄を選ぶ

配当性向は1株配当÷1株利益×100で表されます。当期純利益のうち何%を配当として還元しているのかを示しています。

配当性向が高いほど株主還元意識が高い経営とも言えますが、70%以上となると経営悪化時に今の配当を維持できない可能性が高く、減配の可能性がでてきます。また企業は事業投資や人材投資で成長していきますので純利益からの配当の割合が大きすぎるのも問題なのです。

配当性向が0~40%であれば多少の業績悪化でも配当を維持してくれる可能性が高まります。配当性向が低ければ業績は良くなくても増配といったことも十分ありえますので配当性向は40%以下を目安に高配当銘柄を探すのをおすすめします。

記念配当や特別配当により短期的に配当性向があがっている場合もあります。記念配当は創立○周年などを記念して配当を増額すること。特別配当は業績が特によかったため特別に配当を増額することを言います。

ポイント4 EPS(1株利益)が右肩上がりの銘柄を選ぶ

EPSは当期純利益÷発行株式総数で表されます。EPSを順当に積み上げている企業というのは純利益を増加させ続けているということなので事業拡大や利益率向上をさせている企業とも言えます。

配当金総額は純利益に対するパーセンテージ(配当性向)で決定されることが多いので純利益が増え続けているということは配当も増額されやすいことになるのです。

ここで注意なのですが純利益が右肩上がりかではなく、EPSが右肩上がりであることを見なければいけません。今後も配当を維持、増配する可能性が高い銘柄を探すにはEPSにも注目することをおすすめします。

なぜEPSで見るのかというと、発行株式数が増資で増えた場合は純利益が増えてもEPSは低下することがあるからです。配当金は持っている株式数に対して支払われるので1株当たりの利益が増加していないと増配に期待できないのです。

DOE採用銘柄から選ぶ

純利益は変動幅が大きいので配当性向をもとに配当金総額を決めている場合、配当金が安定しないことが考えられます。

一方でDOE基準を採用している企業では純利益ではなく株主資本をもとに配当金総額が決定されます。株主資本を構成しているのは主に「資本金」、「資本剰余金」、「利益剰余金」、「自己株式」となります。当期の純利益の変動幅に対して変動幅が小さいものが多いため、DOE採用銘柄を選定することで配当金が大きく減配されるリスク抑えることができるのです。

最近ではDOE採用を宣言する銘柄も増加傾向になっており、配当性向とDOEを両方採用し配当が高くなる方を採用するという企業もでてきています。

高配当投資の銘柄選びのポイントまとめ

  • 累進配当、連続増配銘柄から選ぶ
  • PBR1倍割れの銘柄から選ぶ
  • 配当性向が低い銘柄から選ぶ
  • EPSが右肩上がりの銘柄を選ぶ
  • DOE採用銘柄から選ぶ

全てを満たす銘柄はそれほど多くはありませんが複数の条件を満たす銘柄から利回り3%以上でスクリーニングをすれば比較的安全な高配当銘柄を選ぶことができると思います。投資の世界に絶対はありませんのでポートフォリオを組む際は業種を分けて分散投資することも心掛けましょう。

なぜ投資をしたほうがよいのか

はじめに

近年、投資への関心が高まっています。しかし、なぜ投資をするべきなのでしょうか?投資をすることには、多くのメリットがあります。ここでは、その理由をいくつかのポイントに分けて説明します。

資産の増加

投資の最も大きなメリットの一つは、資産を増やすことができる点です。 銀行に預けるだけでは、金利が低いため、お金はほとんど増えません。しかし、株式や債券、不動産、投資信託などに投資することで、資産が増加する可能性が高まります。特に、長期的に投資を続けることで、複利効果を享受することができます。

インフレ対策

インフレとは、物価が上昇し、お金の価値が下がる現象です。 預金だけではインフレに対抗できず、実質的な購買力が減少します。しかし、投資を行うことで、インフレに対抗することができます。株式や不動産は、インフレに伴って価値が上昇することが多いため、資産を守る手段となります。

老後の備え

年金だけでは老後の生活を十分に賄うことが難しい時代です。 投資を通じて資産を形成することで、老後の生活費を補うことができます。特に、若いうちから少額でも投資を始めることで、長期間にわたって資産を積み上げることができます。

定期的な収入源

配当金や利息など、投資によって定期的な収入を得ることができます。 高配当株に投資することで、安定した配当金を受け取ることができ、生活費の補填や再投資に利用できます。債券に投資することで、定期的な利息収入を得ることも可能です。

経済や企業への理解が深まる

投資をすることで、経済や企業の動向に関心を持つようになります。 株式投資では、企業の業績や経済指標をチェックすることが必要となり、結果的に経済全体の理解が深まります。これにより、ビジネスや社会の動向を読み解く力が養われます。

自己実現と目標達成

投資は、自分の夢や目標を実現する手段となります。 資産を増やすことで、旅行や教育、マイホームの購入など、人生の大きな目標を達成するための資金を確保できます。また、投資によって経済的な自由を手に入れることで、自分のやりたいことに集中できる時間を作り出すことができます。

リスク管理と分散投資の重要性

投資を通じて、リスク管理や分散投資の重要性を学ぶことができます。 すべての資産を一つの投資対象に集中させることはリスクが高く、適切な分散投資が必要です。投資の知識と経験を積むことで、リスクを適切に管理し、より安全に資産を増やす方法を学ぶことができます。

まとめ

投資をすることには多くのメリットがあります。資産の増加やインフレ対策、老後の備え、定期的な収入源の確保など、投資は私たちの生活を豊かにする手段となります。また、経済や企業への理解が深まり、自己実現や目標達成にもつながります。投資のリスクを理解し、適切なリスク管理を行うことで、より良い未来を築くための第一歩を踏み出しましょう。

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